夏前の最後のコンペは、習志野市の体育館の中にある人工壁で行われた『習志野クライミングコンペ2005』。今回エキスパートにエントリーしたが、大会直前にエキスパートは人数が少ないため(6名)に予選無しの一発勝負ということが判明。う~ん、また先週の加須のように下のほうでポロッと落ちてしまったらどうしよう・・・という不安がよぎったのですが、まあいまさら仕方がない、行くしかないと、渋滞の首都高を夜に抜けて、幕張P.A.で車中泊。まだそんなに暑くないので、車の中でも窓を閉めて充分寝られます。梅雨が明けると外気温+エンジンの熱で車の中は地獄です。網戸をつけて窓を開けて寝るしかないですね。
さてさて9時に受付を済ませたら、決勝までの7時間あまり何もすることがない。ビギナーとミドルのコンペを見ながら、座ったり寝転んだり、フラフラしたり・・。ミドルのルートでもいいから登らせてくれたらいいのになぁ・・と言ってたが、ミドルのルート、意外と難しそうだったよ!
やっと出番になって、半分眠りの中にいるような面持ちのD-man,アイソレーションルームに消える。決勝ルートは、下部は真ん中あたりを登り、上部傾斜の強くなったところを左にトラバースし、また右の方に戻ってくると言う"コンペっぽい"ルート。2番手の高校生、S鳥君が気合の入った登りで完登。もし他に完登者がでなければ彼の優勝は決まり。しかし、最後に出てきたD-manが、2人目の完登者となった。あ~、ルートセッター、大弱り! 急遽スーパーファイナルを行うことになり、2人は隔離される。スーパーファイナルのルートは、出だしからあまそう、悪そうなホールドで右壁を直上し、上部は右端のカンテから少し左にトラバースして上に抜けると言う感じ。初めに出てきたS鳥君、上部トラバース部分の右手クロスでポケットを取り左手を伸ばすところでフォール。後3手で完登でしたが。ロープが抜かれ、揺れているヌンチャクが止まるまでしばしの静寂。そしてでてきたD-man、出だしの悪いホールドのところでちょっとヒヤッとしましたが、後は独自のムーブでカンテを抜け、S鳥君が取れなかったホールドもしっかりと掴み、最終ホールドは足を上げることによってスタティックにとった。観客は沸いたが、D-manは後ろを向いたまま。こっち向いて手ぐらい振れよ~。おめでとう、でももうちょっと愛想よくね。
ぼよぼよ