10月最後の日曜日は大阪CRUXでのリード・コンペ。この秋はほんとコンペ三昧。でも出場するのはD-manだけで、親は運転手&記録係。車の走行距離がうなぎ登り。早くスポンサーつかんなあ~。
大阪のCRUXはちょうど一年前、労山主催のコンペにD-manの付き添いで行ったはずの「よぼよぼ」「ぼよぼよ」までルート・セッターのN木さんにおだてられて10数年ぶりにコンペに出場した思い出深き(?)場所。なんと言ってもエキスパート出場の「よぼよぼ」、予選2本とも完登(唯一人)。でも3本目の決勝では、同年代のN木さんにもらったビタミン剤の効果もなく、力尽き敢え無く3位に転落。まあフラッと出てその結果ならまだまだやれるなと考えてもよさそうだけど、2本で尽きてしまったエネルギーに年齢を感じさせられてしまったのが本音。あまけにエキスパートに出場した「ぼよぼよ」、女性3人の中の3位で賞品はクライミング・シューズ。「ぼよぼよ」は本当に要領がいい。その昔コンペがまだまだ珍しかった時代、池袋の某百貨店の側壁を利用したコンペに出て、やはり出場女性クライマー3人中の3位になって賞金をゲット。「労せずして得る」は主婦の鉄則?でも労山の時のクライミング・シューズはD-manの手に落ちましたが。
さて今回のCRUX主催のリード・コンペでは、もちろんD-manの御出まし。ミドルに出場で、先ずは予選2ルート(それぞれ5.11マイナスと5.11ノーマル)共に完登。特に2本目はルーフを越える部分で四苦八苦。ルーフ下で行きつ戻りつしていろいろなムーブを試みたうえでの最後のムーブ。両足はがされて宙ぶらりんになるが、すかさず足でルーフ先端のスタンスをとらえ上部壁に這い上がる。「これはちょっと無理かな」と考えていた親の見込みを見事裏切ってくれました。準決勝の3本目は薄被りの5.11プラス。最初にリーチぎりぎりの部分があるが、後はD-man得意系のテクニカルなルート。要リーチの部分さえクリヤーできたら問題なしと見ていたが、予想通り完登。決勝進出者5名中で3ルート全て完登者はD-man含めて2名のみ。決勝はCRUX大阪で一番傾斜の強い壁に設定された5.12a(?)のルート。D-manにとっては一手一手がフル・リーチ&フル・パワーの中身の濃いルート。ルート中間部、左手ブロックで右足に乗り込み右手を張りぼて横の縦ホールドに飛ばすムーブで力尽きる。まさに奮闘。その張りぼて横の縦ホールドにタッチしたのはD-manともう一人。でもその人は準決勝のルートで完登していなかったのでD-manに軍配があがり、D-man3位。一本一本を大切に登ることの大切さを感じさせられたコンペでした。
よぼよぼ
「D-man、その大切さ感じたよな?!」