Simone Moro(イタリア)と Denis Urubko(カザフスタン)の二人の登山家によって、世界第5峰のマカルー(8.462m)が冬季初登されたようです。現地時間2月9日午後2時。で早速、なんと、Simone の頂上からの
電話(!)の声(英語)を聞くことができます。
また
Simone Moro のブログでは、マカルーのベース・キャンプからアップされた
ビデオが見られます。英語とイタリア語を交互に入れて、BC の様子などを説明してますが、イタリア語になると突然早口になるのが面白いです。もちろん母国語だからでしょうが。
また彼は BC からミュンヘンで2月初旬にあった ISPO(国際スポーツ用品見本市)会場の North Face のブースとのインターネットを使ったビデオ・コンフェレンスとか、自分の娘とのスカイプとかまでしていたようです。(もちろん我が家も毎日スカイプしてますが)
いや~文明の機器の進歩はスゲ~、そして時代は変わったものです。でも頂上まで登山者を頂上まで運んで行くのは、彼ら自身の”足”とそれを動かす”意思”。さて生の人間はどこまで進歩したのかな?
ところでマカルーと言えば、ちょうど2年前の今頃、同峰の冬季初登を目指し消息を絶ったアルピニスト Jean-Christophe Lafaille が思い起こされます。セユーズ(Ceüse)の麓のギャップ(Gap)生まれの彼が、セユーズにある世界のハード・ルートのうちの一本、クリス・シャーマ初登で有名な Realization、または Biographie (Extension) の設定者。「大西洋の東では設定者の命名を尊重、大西洋の西では初登者が命名」という文化の違いから2通りの呼び方があるんだけど、まっ、どちらが正しいかという問題ではないでしょう。文化の違い、その文化の違いが世界を面白くしているのだとは思うのですが。(管理人2号)
その他参照HP:
MountEverest.net
PlanetMountain.com