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インドアとアウトドア  11月27&28日 (土&日)
a0079878_10271343.jpg 27日は予報がはずれて朝から晴れ。しかし、D-manが「蜂がいる」とか「寒い」とか言ってS久の岩場に行くのを頑強に拒否したので、予定通り長野のArt-Wallに行く。でも快晴の日にインドアに行くことは外岩育ちの親にとっては何かすごく罪深きことなり。最近コンペで活躍している小中高生クライマーの中には一度も外で自然の岩を登ったことのない子供たちもいるようだけど、そんなのになんか抵抗を感じるのは、彼らのように登れなくなってしまったおじさん・おばさんクライマーのひがみかな。
 事実、クライミングを単純な筋肉運動として考え、『クライミングに行く』ことをそのトレーニングとしてとらえるのなら、インドアで登っていたほうが効率はいいだろうけど。でもインドアのルートはほぼ一目瞭然だけど、自然の岩ではホールドやスタンスが色分けされているわけでもない。岩(ルート)を読む目が必要。それにインドアではひとつ、ふたつムーブをこなすと必ずクリップが入り、ボルト(プロテクション)を足元にして核心のムーブをこなすなんてことはまずない。それはそれで安全なんだけど、自然の岩ではランナントから来る恐怖に耐える自信と精神的な強さが要る。ようは奥が深い。
 もちろんインドアでのクライミングが今日のクライマーのレベル・アップに大きく貢献しているのは誰もが認めること。でも同時に、自然の岩で登ることはクライミングに奥行きを持たせるために不可欠。去年フランスはブリアンソンの某岩場でバン2台でやって来たスロベニアのナショナル・チームの20人ほどのジュニア・クライマーが角砂糖に群がる蟻のように登っているのを見かけたけど、日本のジュニアももっと外で登りましょう。
 と言っておきながら舌先の乾かぬうちに、28日は松本のN嶋さんの音頭取りで妙高の国際アウトドア専門学校の"インドア"の壁を借りての長野県のジュニアクライミング研修会。名目は研修会だけど堅苦しいこと抜きで子供たちをいっしょに登らせることが目的。ひょっとしてN嶋家の2兄弟とD-manの3人しか集まらないのでは…と心配してたけど、一応10人ぐらいの小中高生が集まる。そのうちN嶋家の2兄弟とD-man、もう一人の中学生が自分たちで課題を設定してボルダー・セッションを始める。まあ結構様にはなってたけど、「もう少しルート(ロープ・クライミング)もすべきだったよ」なんて言ったら、子供たちに叱られるかな。でも一見ボルダーの方が結果を出しやすく簡便な感じがするしな。
 いずれにしても、好き嫌いもあるだろうけど、「自分はボルダラー、自分はルーター」なんて線を引かずに、若いうちはいろいろやったほうが奥行き&幅の広いクライマーになれるような気がするしな。そうしたらクライミングをより遊び尽くせるよ、きっと。
                        講釈好きな「よぼよぼ」

追記:写真は5.11dのルートを一撃するD-man。それぞれの写真での手の取り方、足の置き方に注目。パターンの使い方では定評あり。これも自然の岩で登り込んでいるから。でも飛びつくだけのコンパネ壁には弱いんだよな~。
by manabuyuko | 2004-11-28 23:25 | クライミング
『大洪水』で『卒業』できず、『留年』する? 11月23&24日(土&日)
a0079878_10333476.jpg 11月20,21日は2ヶ月ぶりの自然の岩場へ。鳳来の鬼石まで上がったのはなんと半年ぶり。2日ともお天気が良く、日曜日などはハイカーがたくさんいて、一番近くの駐車場は7時前に満車。我家が最後の場所をいただきました。
 D-man、土曜日は春にちょっとさわってみた『大洪水11d』を片付ける。左手アンダーっぽい縦ホールドから右上のちょっと遠い穴を右手で取る核心のムーブも春に比べると簡単にでき(背が伸びた?)、その上の小さなガバも左手クロスで取って解決。今回は2回目でレッドポイント。
 その後はメインウォールに移り、今回の目標『卒業12b』にトライした・・・が。以前(はるか昔)は出だしに木があり、ほぼガバからのスタートだったけど、今は木が切られ、細かいホールドを使ってのスタートになる。まずガバまでの細かいムーブをこなすことができずその部分はパス。その上は、久しぶりの自然壁でボルトが足元になるとちょっと怖くなり結局行きつ戻りつで(ペタ落ちを繰り返して)敗退。
 次は、『卒業』の左にある『留年11d』(昔は11c。ちなみに『卒業』も以前は12a。全体的にグレードが引き上げられているのはなぜ?)にオンサイトトライ。下部の、左手甘い水平ホールドから遠い(大人にとっても)縦ホールドに右手を飛ばすムーブは反動をつけて危なげなくクリア。しかし上部、左にトラバースし直上しだすところでフォール。そこから終了点まであとボルト2本なんだけどなかなかムーブが決まらず(というか、思い切って足が上げれなかった)あーだこーだと時間はかかったけど、目を白黒させてなんとか終了点に到着。
 翌日曜日、まずは『留年』を片付けねば・・・。すでにヌンチャクもかかっていて、持ち主のトライもじっくり見ておく。自分で考えたムーブよりも簡単そうなムーブを見て(要は足を上げればよかったのだ)、D-man、自分のトライの時にすかさずそのムーブを取り入れ、らくらく完登。

 「怖がらずに足さえあげたら、オンサイトもできたのに。まだまだ子供やナ。生意気な口をきくのもほどほどにしときィ~な。『卒業』もできんと。」
                           ぼよぼよ
by manabuyuko | 2004-11-24 23:29 | クライミング
大混雑の太刀岡・小山ロック
a0079878_1029958.jpg 23日は「よぼよぼ」が仕事だったため、D-manと「ぼよぼよ」は、ぎへいじさんに太刀岡に連れて行ってもらう。
 岩場に着くと人気ウォーミングアップ・ルートの『ハッピー・バースデイ 11a』はすでに3人待ち。すかさず、予約(?)を入れ、ルートが空くのを待つ。今回の目標は『パンクス・イン・ザ・ダーク 11c/d』。出だしのスラブが核心(私はそう思っている)のルートだ。私もD-manがまだ歩けなかった赤ちゃんの時に来て登っているけど、10年以上前のことなので、出だしのムーブなど、全く覚えていない。ただ出だしのスラブさえクリアすればあとは何とかなる・・・ルートだったということは覚えている。さて、やっとこさウォーミングアップも終わり、『パンクス・・・』のオンサイト・トライが始まったと思ったら、テンション! やはり出だしのスラブではまった。大人と同じムーブ(ちょっと左ぎみに登り、3本目ボルトの下のカチホールドを右手で取る)はどうもチビにはむかず、どちらかと言うとちょっと右ぎみに登り、誰も使っていない縦っぽい甘いホールドを右手で持ち、3本目ボルト下のカチホールドをまず左手で取って持ち替えるという作戦で、ムーブを完成させた。あとは、多少テンション交じりだったけれど、行け行けムーブでした。もちろん2回目にレッドポイント。これで落ちてたら、「ぼよぼよ」と「よぼよぼ」にぼろくそに言われるもんね。ぎへいじさん、ビレイ、ごくろうさまでした。

 この日、ちょっと感じたこと・・・2つ。
 一つ目は、ウォーミングアップルートは、必然的に混むので、自分の順番がきたらさっさと準備しましょう。みんな、待ってるねんで。
 2つ目は、特に日の短い冬なんかは、暗くなってきたと思ったら、もうすぐに暗闇になってしまうのだから、最後にトライしてヌンチャクを回収する人のためにも、その一人手前の人は自分が落ちてしまったんなら、さっさと降りてこーい!! 実際、最後のクライマーは、薄暗い中で登り、真っ暗な中、ヌンチャクの回収をしたんだよ。いくら順番とはいえ、ちょっとは最後の人のことも考えなさい。

               うるさいおばちゃんの「ぼよぼよ」でした。
by manabuyuko | 2004-11-23 23:27 | クライミング
クリップ・ホイントと意地の大切さ
a0079878_10353354.jpg 今年最後のコンペ、群馬カップ。いつものように前日出発し、上信越道甘楽P.A.で寝る。11月から始まったETC深夜割引のおかげで、S.A.をよく寝床とする我家は大助かり。0時から4時までの間を高速道路上で過ごせば30%も通行料金を割り引いてくれるんだもんね。
 この群馬カップ、前橋インターのすぐ近くのウォールストリートというジムで開催された。ジムを見た瞬間、『低い・・・ここでリードコンペ?』・・・ということはトラバースとか、今流行の下に降りたり上がったりのルートか?という予感は的中でした。エキスパート決勝ルートなんかは先ず右にトラバース、左ななめに登り、左下に下りそしてもひとつ左の壁を使って登っていき、最後は右の壁に戻って終了点。こういうルートを見慣れていないクライマーはきっと頭の中がごちゃごちゃになってしまうでしょうね。ところでD-manはミドルクラスに出場。関東周辺の顔見知りの小中学生クライマーも何人か同クラスに出場。出場者29名中予選完登は7名。・・・で決勝はこの7名で争われるのかな?と思ったが、あと8名合計15人が決勝へ。まあルートが短いしなぁ・・・予選では1本目をクリップせずに落ちた高校生も数名(トラバース中に足を滑らせてポテン)いたし・・・これなら初めから、2本のルートを登らせて合計ポイントで順位をつけるっていう方式でもよかったのでは?
 ところで決勝ルート、最後に出てきたD-man、結論から言うと3位でした。原因はクリップポイントの読み誤り。青いハリボテから真上のグレーの丸っこいホールドを取る。一見ガバっぽいんだけど、傾斜の強い壁の直線的なラインどりのルートなので、結構使いづらく力を吸い取られるホールド。ここで落ちた人が多かった。でもそんなやすやすとクリップができるような代物ではないホールドで、D-manは意地でクリップしてしまった。そしたらもう、次のホールドを取りに行く力が残っていなかったのでした。でもここも意地で次のホールドに手を伸ばす。結局タッチしただけでフォールしてしまったけど、クライミングに意地は大切です。この意地のおかげで3位になれたんだもんね。優勝した茨城の同じ小6のライバルN尻君は、青いハリボテでクリップ。そして、丸っこいホールドを取り、持ち替えて、最上部の壁へと突入していった。そこからは彼の得意とする分野、手だけのトラバース。終了点の少し手前で落ちてしまったけど2位になった大人クライマーとは違った軽~い登りでした。また来年も闘おうね!!
          ついつい長くなってしまう ぼよぼよ でした。

監督の一言:意地を出すのは良いにしても、そのタイミングも大切です。
by manabuyuko | 2004-11-14 23:33 | クライミング
D-man、固まる
a0079878_10371585.jpg 最近わりとコンスタントにいい成績なのでひそかに期待して「びわこカップ」に出かけたけど、決勝でまたしてもリーチに泣かされる(言い訳かな?)。写真のようにギリギリぎっちょンちょンでアンダーを摘めても、体が伸び切っているので足の上げようがない。もちろん体の長さに余裕があれば、体を左にひねりながら左足を右膝の前あたりにあるスタンスにのせて体を上げておしまいなんだけど。
 たしかに「遠いアンダーを取りに行くときは先ず足を上げてから(伸びきった体をアンダーで引き上げるのは難しいから)」という鉄則に従って、普通のリーチの人がアンダーを取ってから左足をのせるスタンスに最初から右足をのせてからアンダーを取りにいくというムーブもあったことはあった。D-manも一応それを考えたようだけど、そのスタンスも壁のパターンで乗り込めるほどのものでもなく、それに体が小さくなり過ぎてはじかれてしまいそうに感じたのでやめたようだ。でも伸び切った体でもがいてどっちみち落ちるより、思い切ってそのムーブを試みてみる価値はあったのではと考えるのは、下で見ていた人だけかな。まあ勝負どころの判断は傍の人間がとやかく言えることではないのかもしれないけど。やはり1パーセントでも可能性があったら、それに賭けて勝負に出ないと先のホールドは絶対に取れない。人生もだぞ!!
 帰りの車でD-man、むくれていたけど、(背の?)小さいうちにいろいろ苦労しておいたほうがいいぞ~。
                                 講釈好きの「よぼよぼ」

P.D.ちなみにD-manより半手(?)上で3位を分けた2人のクライマーも例のアンダーに両手を添えられたけれども体が伸びきっていてどうしようもなかったという感じでした。背の低い人でもできるだけ工夫できるルートがフェアなルート?
by manabuyuko | 2004-11-07 23:35 | クライミング
福井カップ2004
a0079878_1038553.jpg またまた行ってきました。2日、D-manが学校から帰って来るやいなや、宿題2日分、晩御飯、お風呂と全ての日課を大急ぎで終わらさせ、移動我家のベッドに放り込み、高速を西へ西へ、北へ北へ。「よぼよぼ」は休日出勤で居残り。北陸道のサービスエリアについたのは約3時間後。でもこのときは雨が降っていて明日のコンペのことが心配でした。いくら屋根があるとはいえ見てるほうはつらいんです。・・そして朝、あー良かった晴れてる、晴れてるわぁ~。会場へも1番のり。セッターの嵯峨敦君が最後の調整をしてました。
 さてコンペはというと・・この大会、一般の部とジュニアの部に分かれていますがルートは同じ。ということはホビット族(小人族)には不利か?けどパターン壁だし・・まあ登ってみないと分かりませんね、こういうときは。予選は5.11くらいだったと思うのですがジュニア8人中4人完登、一般はさすがに2名以外の皆さんは、完登でした。そして準決勝、5.12-の設定のルート、ジュニアクラスの準決勝進出者はD-man以外全て、京都の名門クライミングチームの兵(つわもの)ばかり。おまけに3人とも普通の背丈の大人である。
 さて準決勝が始まり、1番手のM田君(高校生、通称まっちゃん)がウォリャーと叫びながら気合のクライミングで見事完登。これはかなり力がいるんか・・と、ぼよぼよ正直言って決勝進出は難しいかなあ・・と思ってたんですが、ところがどっこい、あれよあれよと言う間に完登してしまったではありませんか。第一の核心となったハング越えでは右の方にあるスタンスを右足で捉え、左足を大きく振って真横を向くような形でクリップ(写真)、そして次のホールドを取りに行くときにはその左足を内側に入れるという父親仕込みの足技を使っていました。クライミング・ビデオのコーナーを見てください。ジュニアのあとの2人(高校生のK野君と中学生のT岩君、どちらも強豪です)はここで落ちてしまいました。そして第二の核心部である2本指ポケットもうまく使うことができ、最上部、終了点の一つ手前の黄色の横長形のホールドを取りに行くところでも、D-man、大得意のキョン、キョンで処理し、見事完登できました。同ルートを使った一般の部の大人でも第二、第三の核心で落ちた人も大勢いて、結局一般の部でも準決勝進出者15人のうち完登したのは3人のみ・・・正直言って驚きました、ぼよぼよもうれしかったです、思わずガンバコールしすぎちゃいました。
 しかしその後に待ち受けていたものは・・・ホビット族(小人族)の唯一の、大いなる欠点”リーチ”に泣かされた決勝でした。2本のクリップの後の大人にとってはなーんてことないたった、右足を軸にして左手ブロックそして右手をひょいと出せばしまいのムーブ、D-man、届かなかったんです・・・。これは届かない、と判断したD-man、使えるパターンを探してみたり、右手と左手を入れ替えてみたりといろいろやってみたのですがパターン壁とはいえこの部分は手で使えるようなのはなく、足に使えそうなのも外傾した、"ここ、滑りまっせ"と書いてありそうなもの。おまけにたった2本目に核心は出てこないと判断しただろうD-man、いきなり飛んで落ちるのは賢くないと考え、なんとかムーブを工夫しようとしたのですが、最後には例の外傾したパターンに足を置き、飛びました。しかし、手は届いたのですが足が滑ってしまい、痛恨のフォール。悔しかったと思います。もう少し上の本当の勝負どころで対決したかったでしょう。見ていた人たちも面白くなかったでしょうしね。果し合いの場でイザッ!と一歩出た瞬間にバナナの皮で滑ってこけた、みたいな感じで。ルートセッターもまさかホビット族(小人族)が決勝に出てくるとは思わなかったのかも・・でもまあ、質の高い中高生に混じっての2位は立派だったでしょう。
 コンペの終わりごろには雨が降り始め、雨の中、北陸道をぶっ飛ばして"北陸"と呼ばれる地域を抜けると、雨なんてぜーんぜん降ってません。またまたスピードを上げ、無事帰宅。
                             ぼよぼよ
by manabuyuko | 2004-11-03 23:37 | クライミング


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