第二次世界大戦前、ドロミテの天使と呼ばれたエミリオ・コミチ、の名前を聞いた(目にした)ことのあるスポーツクライミングの愛好者も少ないでしょうが、ビデオを見ると『原点はここにあり』、を私など感じてしまいます。
彼らのズボンを見ると、今のトビの人が穿いているそれに似ているようですが、あれって実は単なるファッションではなく理にかなった服装なんだったかと、変に納得してしまいます。
それにしても、今も昔もうまいクライマーは、やはり”足”ですね。コミチの足に注目あれ。
そう言えば、個人、グループを問わず今のユースクライマーにはジムに来てズ~とクライミングシューズを履きっぱなしの少年少女が多いけど、あれは絶対に間違っとる。ましてやシューズの踵を踏んでいる奴!これは”足”がおろそかになっている証左なり。もちろん足を使わずに手だけでも登れるけど、それじゃサルで、決してマエストロになれんな。決してこれは、麻ザイルを使って肩がらみで懸垂下降したことのあるオジさんの僻みではありません。原点です。
管理人2号