日曜日はアルティメイトでの長野県クライミング大会ツアー第2戦。ボルダー・コンペで、おまけにD-manを含めた例の長野3強ジュニアはエキスパートに強制参加なので、どこまで勝負できるかを見る小手調べみたいなもの。ジュニア御一行、それぞれ気合は入っていたと思いますが、やはりボルダー・コンペとなると、特にエキスパートでは絶対的な筋力とリーチが大人にはかないません。D-manを真中にして4~6位に3人仲良く並んでました。優勝したのは本来はアルパインの世界で名高いM目氏。細分化、特化傾向にあるクライミングでもオールマイティさはひとつの強みという良い見本。
D-manも相性のいいルートは一撃してましたけど、今後のボルダーでの課題はヒール・フックの使い方かな。リーチがないと上のホールドを保持した途端に足が離れる場合が多いので、そんな時、手のホールドまで足を上げないと次のホールドを取りに行けません。この辺をうまくやっているのがN嶋弟。素早いヒール・フックはボルダラーならではのもの。あとD-manに足らないのは精神的なもの、執拗さかな。1回目のトライではわりと手数を伸ばすんだけど、2回目以降意外と下で落ちる時が多い。まあルートのオンサイト・クライマーならでは?と言えないこともないけど。一発に賭けるのはかっこいいけど、一回一回のトライが”一発”だと言えないこともないと思うけど。このあたり、N嶋兄は何回も何回もトライしていて、感心しました。
もちろんコンペだけがクライミングじゃないし、クライミングの全てがコンペに集約されるわけでもない。でも、コンペでの一回だけの勝負っていうのは、一回だけの人生に通じるものありと言ったら大げさすぎるかな?
よぼよぼ